過酷を乗り越える
漁師のソックス

北アルプスからミネラル豊富な雪どけ水が注ぐ富山湾は、沿岸部に海底谷があり「天然のいけす」と呼ばれるほど、たくさんの海の幸に恵まれています。富山県射水市にある新湊漁港では、夜が明けないうちから多くの漁師さんが大海原へと繰り出します。自然が相手なだけに、漁師さんの仕事は過酷な作業の連続で、船上では気の休まる時間はありません。

富山県高岡市に本社を置く助野は、漁師さんの足元を快適にしようと立ち上がりました。開発にあたって協力をお願いしたのは、新湊でしろえび漁に従事する「富山湾しろえび倶楽部」のみなさんです。足元の悩みやトラブルを聞かせていただき、試作と船上でのテスト着用を重ねて完成したのが高機能靴下「PESCALLY (ペスカリー) 」です。

足元の悩みを諦めていませんか?あなたの足元のために、靴下にできることがあります。漁師さんだけでなく、心地よい足元を願う人すべてに試していただきたい一足に仕上がりました。「こだわりの詰まった、価値のあるものづくり」を体感してください。

ABOUT BRAND

漁師も認める
高機能なソックスを開発

PESCALLY(ペスカリー)は「漁師さんを助ける」という意味で名づけられました。シリーズの特徴は、足元の負担を軽減する設計と長時間履いても快適な素材にあります。富山県高岡市にある工場で、高い技術を持つ職人が丁寧に編み上げています。

STORY

ストーリー

働き続ける足元は、
ずっと悩みを抱えていました

ムレ

汗冷え

ズレ

足の負担

長靴を着用し季節問わず身体を動かす漁師さん。真っ先に挙がったお悩みは汗による「ムレ」。ムレて肌がふやけるだけでなく、汗冷えにもつながることで冬は海水があたたかく感じるほど足が冷えてしまいます。更に漁の最中は靴下を履き直せないため、ズレによる不快感がありました。また多くの時間を船上で過ごす漁師さんにとって、足の負担も悩みの一つでした。

日常生活の中のお悩みにも

足元が汗でムレると不快なだけでなく、靴の中で細菌が増えてニオイやトラブルの原因になってしまいます。また寒くなると足冷え対策のために靴下を重ね履きすることで、足の負担や不快感に悩む人もたくさんおられます。ほかにも靴下のズレによるストレスや下半身への負担など、長時間の立ち仕事をしている人も、一日中デスクワークの人も、誰もが足元に悩みを抱えています。

FUNCTION

商品特性

[素材] [編み方] [設計]を
考え抜いた靴下です。

吸水速乾
和紙の力


和紙をきわめて細かくスリットさせてポリエステルと撚糸することで、《吸水速乾性》《通気性》《軽さ》を兼ね備えた和紙糸を使用しました。清涼感に特化させたことでべたつきなどによる肌へのストレスを与えません。

通気性UP
波形状パイル


長時間の立ち仕事から足の負担を軽減するために、つま先と踵、足底にパイルを採用しました。足底は波形状パイルにしたことによって細かな隙間が生まれ、通常のパイルと比べても通気性がよくムレにくい構造になっています。

ズレにくい
Wのゴムサポート


通常の靴下よりも踵を大きく編んでいること、踵まわりにヒールロックサポートを入れたことで、足の形にしっかりとフィットしてくれます。さらに足裏部分にもゴムサポートが入っていて、活動時のズレも防いでくれます。

足の負担軽減
らく圧®仕様


ふくらはぎ部分は、解剖学の視点から誕生した着圧ソックス「らく圧®」仕様になっています。ふくらはぎの筋肉を持ち上げて引き締める独自開発の編地構造が、立ち仕事による足の負担を軽減してくれます。
※ハイソックスのみ
詳しくはこちら

LINEUP

商品詳細

SHORT SOCKS

和紙パイルショートソックス

和紙がサラッと心地良い
サポート力抜群のショート丈ソックス

ムレが気になるつま先からくるぶしにかけては吸水速乾性のある和紙を使用。つま先や踵、足裏にゴムサポートが入っているのでしっかりとホールドしてくれます。甲メッシュや足底波形状パイルで通気性も良く、足元のムレに効果的です。

・PRICE ¥1,760
・SIZE 25cm~27cm
・MATERIAL ポリエステル・分類外繊維(和紙)・綿・その他
・MADE IN JAPAN

SHORT SOCKS
和紙パイルショートソックス

商品ページはこちら▶

COMPRESSION SOCKS

和紙パイル着圧ソックス

足元の負担にアプローチ
「らく圧®」仕様のハイソックス

「らく圧®」の編地構造で筋肉の収縮=筋ポンプ作用をサポート。ふくらはぎの筋肉を押し上げることで軽やかな足元をキープ。筋肉が少ない足首部分の圧を弱めた構造で脱ぎ履きしやすくなっています。仕事やアウトドアシーン、タウンユースなどいろいろな場面で活躍してくれます。

・PRICE ¥1,980
・SIZE 25cm~27cm
・MATERIAL ポリエステル・綿・分類外繊維(和紙)・その他
・MADE IN JAPAN

COMPRESSION SOCKS
和紙パイル着圧ハイソックス

商品ページはこちら▶

INTERVIEW

インタビュー

漁師に聞く
PESCALLYの着用感

負担が軽減され、
足元の楽な状態が続きます

乗組員は網を曳くとき立ち続けていなくてはならず、長時間の立ち仕事はどうしても足がだる重くなってしまいます。ふくらはぎの筋肉をサポートしてくれる「らく圧®」タイプのハイソックスは、足に負担が溜まりにくく、足元の楽な状態が続きます。サラサラとした素材感も気に入っています。

富山湾しろえび倶楽部 松宝丸 船主 松本隆司さん

つま先も踵もズレにくく、
通気性がいい

これまで履いていたものは、すぐにズレて足先に靴下が溜まることがありました。PESCALLY(ペスカリー)はつま先も踵もズレにくく、通気性がいいのでムレが軽減されました。素材が和紙とポリエステルなので、洗濯したときにすぐに乾いてくれるのもありがたいです。

富山湾しろえび倶楽部 栄勢丸 船主 縄井恒さん

長靴の中がムレにくくて
不快感が減りました

足元のトラブル予防のために、これまでは漁で履く長靴のためにインソールを作って対策してきました。汗をかいたり濡れたりしても素早く乾燥するので、長靴の中がムレにくくて不快感が減りました。締め付け具合が強すぎず、脱ぎ履きがしやすいのもうれしいです。漁に出るときはもちろん、普段から履きたいです。

富山湾しろえび倶楽部 正㐂丸 船主 野口和宏さん

WORK

漁師の一日

午前3時30分になると乗組員たちが集まり、漁に出るための準備を始めます。船長が操作室に乗り込み、午前4時30分に出港します。

漁船に搭載された探知機でしろえびの群れがいる場所を見つけ出します。目星がついたら、ゆっくりと海へ網を沈めていきます。

沈めた網を曳き上げます。網に入ったしろえびは、競り場へ持ち込む籠に40kgずつ分けて入れ、すぐに漁港へ戻ります。

午前7時ごろに漁港に到着し、漁船からしろえびの入った籠を下ろします。準備ができたら、2度目の漁へ出港します。

その日の漁が終わったら、破れた網を手作業で修理したり船を片付けたりして、港の決められた位置に漁船を戻します。

ABOUT

富山湾しろえび倶楽部について

しろえびは透き通った美しい姿から「富山湾の宝石」と称されています。世界の中で漁が成立しているのは富山湾しかなく、「あいがめ」と呼ばれる沿岸部の海底谷に生息しています。

貴重な資源を守り継ぐために、新湊の漁師さんたちは資源保護を最優先にした操業に取り組んでいます。しろえびの漁は4~11月に時期が限られており、漁船が2つの班に分かれて1日おきに操業しています。漁獲量が減ったり水揚げの中に稚魚がふえたりすると、漁をしばらく休止して、しろえびの成長を待ちます。

数年前までは、1日に4、5回も船を出し競い合うように水揚げしていたことがありました。しかし乱獲によって漁獲量が減ったことで漁師たちが心をひとつにして、自分たちの力で水揚げ量をコントロールすることにしたのです。そこで採用したのが「プール制」という水揚げ金額の均等配分制度です。配分を等しくすることで、仲間意識の高まりや、競り価格の下落を防止など、さまざまな効果がもたらされています。また漁師さんが自ら観光船を運営し、サスティナブルな漁業の姿を発信しています。

しろえび漁を未来も持続していくために、海の環境と漁業者の暮らしを守るアイデアを「富山湾しろえび倶楽部」は考え続けています。